ニコニコ・ニュースレター 2020年11月号
応援します!元気な歯! 2020年11月号です。朝晩は随分と冷え込んできましたが、お変わりないでしょうか?新型コロナウイルスの日本での感染者数がとうとう10万人を超えてしまいました。ヨーロッパでは再び新型コロナウイルスが猛威を振るい始めています。この冬のインフルエンザとのダブルでの流行が心配です。気を引き締め続けるばかりでは窒息しそうになってしまいますが、私達の生活様式を変えて、いい方向に向けなければいけません。 世界中の多くの人(トランプ大統領は着けてないようですが、、、)がマスクを着けるようになって10ヶ月、マスク生活に伴って「コロナむし歯」「コロナ歯周病」という言葉が出てきました。一日中マスクを着けている事によりマスクの下でお口の中が乾いて、むし歯菌や歯周病菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯周病が進んでしまう事を言います。マスクを着けていると、ついつい水分補給も忘れがちになります。またマスク着けているのでうがいや歯磨きも「後でいいや。」となりがちです。ウィルスが人の体に感染するのは、感染者の唾や飛沫を吸い込んだり、ウィルスに触れた手で目や鼻、口を触ることで体内に入ります。そして人間の細胞の仕組みを利用して侵入し増加していきます。ウィルスが細胞を乗っ取っていくと想像するといいでしょう。お口の中にウィルスが入ってきたら、ウィルスはまず舌の上の粘膜細胞に付着します。その際に、お口の中にいる細菌が出すタンパク質分解酵素がウィルスの細胞への侵入を促進します。その時、お口の中が汚れたままの状態だとウィルスはより多く細胞へ侵入しやすくなってしまいます。だからこそ、お口の中を日頃から、マスク生活の中でも、清潔にしておく事が重要なのです。ウィルス感染を予防する観点で、まず意識していただきたいのは「お口の中の清潔を保つ」事です。お口はウィルス感染や細菌感染の入口です。一般に感染症対策として「手洗い、マスク、密を避ける」がありますが、そこに「歯磨き、うがい」といった口腔ケアを加えていく事が有効です。 |