ニコニコニュースレター 2020年 02月号

応援します!元気な歯!    
    ニコニコ・ニュースレター           
      うちだ歯科医院 2020/02 第154号

令和2年2月号です。新型コロナウィルス、怖いですね。あっという間に世界中に広まって、毒力も高まってきている様です。新型コロナウィルスとは、動物、特に鳥類のインフルエンザウィルスが人に感染し人の体内で変化し、人から人へと効率よく感染できる様になったものです。
人類にとって未知のウィルスで、ほとんどの人は免疫を持っていませんので容易に人から人へ感染して広がり、急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があると言われています。過去のスペイン風邪(1918~1919)では世界の人口の25~30%が罹患し4000万人が死亡、日本でも2300万人が感染し39万人が死亡したと記録されています。現代は当時と比べ、人口の増加や都市への人口集中、飛行機などの高速大量交通機関の発達などから短期間に地球全体にまん延してしまう事が懸念されます。
では普通の風邪やインフルエンザとはどこが違うのでしょうか?
普通の風邪の症状は、のどの痛み、鼻水、くしゃみや咳などが中心で全身症状はあまりみられません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化する事はほとんどありません。
毎年、冬を中心に流行するインフルエンザの場合は38゜C以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く、あわせて普通の風邪と同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状もみられます。さらに気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し重症化する事があるのがインフルエンザの特徴です。
新型インフルエンザの症状としては発熱、咳など人の一般的なインフルエンザと同様の症状に加え下痢などが認められています。また致死率は極めて高く、肺炎が主な死因となっています。しかし鳥インフルエンザウィルスなどが新型インフルエンザウィルスに変異した場合、その症状は予測が困難だと言われています。
インフルエンザは感染した人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウィルスを吸入する事によって感染します。そのため外出後の手洗いとうがい、マスクの着用、人混みや繁華街への外出を控える事が重要です。十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとる事も大切です。うちの病院でも手すり、ドアノブなどはスタッフにまめに消毒液で拭いてもらっています。
さて今月は子供さんの歯磨きについてです。よく、お母さんたちから「仕上げの歯磨きをしようとすると、嫌がって泣いたり、暴れたりして困るんです。」という話をうかがいます。
「子供さんのむし歯は、砂糖の甘さだけでなく、親御さんの甘さが原因だと思います。仕上げ磨きは是非してあげて下さいね。」と答える様にしています。では磨き方は?
歯磨きというとゴシゴシする印象が強いけれど、歯振動というくらいで、軽く、やさしく、小刻みに振動させるくらいでしてあげて下さい。
歯ブラシの持ち方は鉛筆と同じ様に持ち、歯に対してやや斜めに軽くあてます。汚れをゴシゴシ落とすのではなく、軽く振動させて浮き立たせる様にしてあげて下さい。毛先で子供さんの歯と歯ぐきの境い目をくすぐるような感じです。
「歯磨きって気持ちいい。」と感じてもらう事が大事です。まだ歯のはえていない赤ちゃんの場合も、口の中を清潔にした指でマッサージしてあげたり、湿らせたガーゼでふいてあげたりすると、仕上げ磨きの習慣がスムーズにつきます。
では嫌がる時には、どうしたらいいのでしょう?
ポイントは3つです!
① 数えながら磨く
② ほめながら
③ 手際よくやさしく磨ける様に親も自分の歯で練習する
例えば「10」数えながら磨く事で、どの程度我慢すればいいか子供さんも理解出来ます。「右の上の奥歯、10までがんばろうね。」と声かけし、終わったら「上手にできたね。」とほめてあげましょう。「むし歯になるよ。」「おやつあげないよ。」では逆効果です。また「歯磨きの後は絵本タイム」とお楽しみを用意しておくのもいいかもしれません。

 さて、とっても小さな乳歯と、あるお母さんの話です。
「男の子は小学生くらいになると親離れしていくって言いますよね。だから今から将来のためになる事をどんどんプレゼントしたいんです。」
そのプレゼントの一つが健康な歯だそうです。
このお母さんは子供の時からむし歯に悩まされていたそうです。大人になってもトラブル続きで定期的にメインテナンスを受けていたにも関わらず歯の根っこが割れてしまったりして・・・。30代になると若い頃に治療した歯が一気に崩壊してきた感じだったそうです。急な出費にもなるし、何か不具合が出る度に毎回ショックを受けていたそうです。
そして治療した歯は弱くなるし、再治療が必要になる事が多い、決して‘治したから大丈夫’ではないという事が判ってきました。
このお母さんは「息子に私みたいに歯の心配をしながら生活する人生を送ってもらいたくない。息子の歯は絶対むし歯にしたくない。」と決意されたそうです。
ご自分が治療を繰り返してきた事を後悔し、「治療させない事が大事」と思うようになったそうです。「病気が出てからではつらい思いをさせてしまうだけ。親がちゃんとした知識を持てば、この子は快適な毎日が送っていける。」それからは子供さんとふたりでメインテナンスに来院されるようになりました。今のところ、歯医者さんはママとお出かけ出来て、褒めてもらえる所といいイメージを持っているそうです。このまま、親子で通い続けて、歯を大事にする習慣を自然と身につけていって欲しいですね。
大人の笑顔は歯で決まる!