ニコニコ・ニュースレター 2018年03月号

応援します!元気な歯!    
    ニコニコ・ニュースレター           
      うちだ歯科医院 2018/03 第130号

3月になりました。やっとピョンチャンオリンピックも終わりました。メダリスト達の笑顔はいいですね。そして皆、歯の綺麗なこと!歯並び、噛み合わせの良さがうかがえます。まさに「大人の笑顔は歯で決まる!」ですね。アスリートの一瞬の瞬発力、持久力には奥歯のしっかりした噛み合わせが欠かせません。
国立科学スポーツセンターでは未来のアスリート達に「自分で頑張れる事の一つとして、歯や体のケアが、
良いパフォーマンスにつながる。」と教えているそうですよ。

さて最近、フレイルという言葉をよく耳にしませんか?フレイルとは加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能など)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態の事を言います。そして私たち歯科でもお口のフレイル、オーラルフレイルが問題になってきています。
顔にシワやたるみが出たり、足腰が弱くなったり、、、こうした変化がより早く始まるのが「口元の老化」です。そして怖いのは老化とは無縁だと思っている若い方にも起こり始めているかもしれない事です。
それでは口元の老化のチェックです。
Q. 自然に口を閉じた状態でリラックスして座って下さい。
その時、上下の歯は離れていますか?触れ合っていますか?
A, 上下の歯の間に隙間があるのが正常な状態です。リラックスして特に何も意識しない状態で口を閉じている時、上下の歯と歯の間に2~3mm隙間が空いているのが正常な状態です。上下の歯と歯が触れ合うと、それだけで噛む時に使う筋肉が緊張してしまう為、顎関節の痛み、疲労や頭痛、肩凝りなどを招くほか、歯がすり減ったり、歯周病、知覚過敏といったトラブルが起こる危険があります。また、このままだと見た目も老け込んでしまうかもしれません。
通常なら空いているべき上下の歯と歯の隙間がなくなってしまう原因のひとつは「姿勢」にあります。正しい
姿勢なら歯と歯の間に隙間ができます。背筋を伸ばして座り、唇を閉じてみて下さい。上下の歯の間に2~3mm、
舌の先を少しだけ差し入れる事ができる程度の隙間ができます。また、真っ直ぐに座ると膝をきちんと揃えるの
が苦にならず自然と美しい座り姿勢になります。では、今度は舌の先を上下の歯と歯の間に差し込んだまま、前
かがみになって下さい。自然と上下の歯が閉じて挟んだ舌先を噛んでしまいます。この猫背の姿勢では奥歯で物
を噛む事や、飲み込むこともしづらくなります。同時に両膝が開いてだらしない座り方になってしまいます。
口元の老化の原因となるのは、歯と歯の食いしばりを招く、前かがみの姿勢です。その姿勢をつくるのは疲労や
ストレス、加齢などの他、日常生活での動作が大きな原因の一つです。人間の動作は体の前側で行う動作が圧倒
的に多いため、肩や首が前に出て姿勢が前かがみになりやすくなっています。さらに最近、拍車をかけているの
が、スマートフォンやパソコンなどの普及です。電車やお店の中でスマートフォンを使っている人の大多数が、
前かがみ姿勢になっています。しかも足を組んでいる人の多いこと。子供の頃からこうした姿勢が習慣になって
いる現代人は若い時期からいつも上下の歯が触れ合った状態の人が多く、口元の老化が進行しやすくなっている
のです。
地球上に暮らす生物は常に重力の影響を受けています。二足歩行をする人間が不安定な2本の足で立てるのは骨
盤(土台)と脊椎(柱)によってバランスを取る事ができる機能を備えているからです。けれども年齢を重ね、
筋力が低下してくるとバランスを取りにくくなってきます。年配の人の背中が丸くなったり、膝が曲がってくる
のは、その方がバランスを取りやすく、楽な姿勢だからです。同い年なのに老けて見える人と、若く見える人が
います。見た目の年齢を決める重要な要素は「姿勢」です。姿勢は体形の崩れはもちろん、シワ、たるみなど顔
の老化、さらに、物を飲み込みにくくなるといったお口の中の老化にも深く関わってきます。
背中が丸くなり、「年を取ったな」と感じるのは55歳くらい。この年齢になると姿勢の崩れとともに顔のシワ
やたるみも増え、口内のトラブルも増えてきます。加齢による老化は、いわば「予定どおりの変化」。それを早
めるか、遅らせるかは、あなた自身にかかっています。 大人の笑顔は「歯」で決まる!