ニコニコ・ニュースレター 2019年12月号

応援します!元気な歯!    
    ニコニコ・ニュースレター           
      うちだ歯科医院 2019/12 第152号

令和元年12月号です。先日、福岡県の紅葉の人気スポット第1位と言われている糸島の雷山千如寺に行ってきました。大楓は樹齢400年だそうで、見事な紅葉でした。来年の紅葉狩りにお勧めです。
また風邪やインフルエンザの季節になってきましたね。外出先から帰ったら、うがい、手洗い(指と指の間、手首まで洗う)が大切です。そして歯科医としては「ガムを噛むこと」をお勧めします。ガムを噛むことで唾液が多く出ます。唾液の中には免疫グロブリンという免疫物質が含まれていて風邪やインフルエンザのウイルスと戦って私達を守ってくれます。唾液には他にも様々な成分が含まれ、お口の中から私たちの健康を守ってくれているのです。
唾液の役割としては、
① 食べ物の消化を助ける・・・唾液に含まれる消化酵素が、脂質、デンプン、糖の分解を助ける。
② 飲み込みやすくする・・・噛みながら食物と絡み合い、まとまる事で、飲み込みやすくする。
③ お口の中の汚れを取り除く・・・歯や舌の表面についた汚れを洗い流し、細菌の繁殖を防ぐ。
④ 活性酸素を無毒化する・・・老化や病気の原因となる活性酸素を分解し、老化防止に貢献する。
⑤ お口の中を保護する・・・舌やお口の中の粘膜を潤いで覆い、お口の中が傷つくのを防ぐ。
                                        などです
唾液は、いわばお口の中の汚れを洗い流すシャワーです。
そして唾液が減ると、口が渇く、食事がしづらくなる、飲み込みにくくなる、お口の中の粘膜が傷つきやすくなる、むし歯・歯周病・口臭がひどくなる、消化機能が低下する、活性酸素が貯まりやすくなってしまいます。
また最近、唾液が出にくくなるドライマウス(口腔乾燥症)という病気で困られている方が増えています。女性や高齢者に多く、高齢化と共に増加している病気でもあります。前述した様に、唾液には食べ物を消化したり、口の中を殺菌消毒したり、老化を防ぐ大事な酵素が含まれています。ドライマウスになると、口が渇いて話がしにくい、食事が飲み込みにくいなどの症状を感じます。寝ている時は唾液が減るため、口の渇きで夜、目が覚めてしまう事もあります。さらに舌の痛みやひび割れ、味覚障害、口内炎や口角炎などを引き起こしたり、むし歯や口臭をひどくする事もあります。原因はいろいろありますが、そのひとつがシェーグレン症候群という自己免疫疾患の一種で唾液腺や涙腺が破壊され分泌が衰えるものです。他には糖尿病や薬の副作用、放射線治療、ストレス、口呼吸、加齢などです。特に加齢による口の機能低下があると唾液量が減少し、ドライマウスになりやすいと言われています。残念ながら根本的な治療方法は少なく、対症療法が中心となっていて、口の渇きをやわらげる為の口腔保湿剤の使用や唾液を出やすくさせる唾液腺マッサージの指導が現状です。ドライマウスは全身疾患のサインとも言われているので、出来るだけ初期のうちに生活習慣を見直しましょう。まずはこまめに水分補給をする、香辛料などの刺激物やアルコール飲料の摂り過ぎには注意しましょう。また歯磨き剤の中の発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム)は唾液中のムチンという成分を破壊してドライマウスを助長すると言われています。ドライマウスの方には発泡剤の入っていない歯磨き剤をお勧めします。
加齢による老化は、いわば「予定どおりの変化」。それを早めるか、遅らせるかは、あなた自身にかかっています。
大人の笑顔は歯で決まる!