ニコニコ・ニュースレター 2020年05月号

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    ニコニコ・ニュースレター           
      うちだ歯科医院 2020/05 第157号

令和2年5月号です。毎日、毎日、新型コロナウィルス感染のニュースばかりで新緑の季節になるというワクワク感が起こりません。人類にとっては未知のウィルスなので、人類はワクチンも治療薬も持っていません。新型コロナウイルスの感染の拡大が止まらないのは、普通の風邪と見分けがなかなかつかないからです。では、どんな時に感染を疑えば良いのでしょう?
例えば、現在の感染者数がごく少ない地域に住み、喉が痛いといった場合は、風邪の確率が高いと思われます。感染者数の多い地域に住んでいる方の場合は新型コロナウイルスの可能性があります。症状が持続するかどうかが一つの診断基準となりますが、数日たたないと分かりません。
新型コロナウイルスと風邪やインフルエンザとの違いは初期には分かりません。発熱、せき、のどの痛み、鼻水といった症状は同じです。風邪やインフルエンザは数日で良くなる事が多いですが、新型コロナウイルスは症状がだらだらと続きます。
1週間くらい風邪の症状が続き自然に良くなる人もいます。中には2週間くらいだらだらと症状が続く人もいます。また3割ほどの人には味覚や臭覚に異常が出ている様です。
悪化する場合は、発症から7~10日目くらいで、肺炎になり呼吸状態が悪くなります。人工呼吸器をつけても亡くなってしまう場合もあります。高齢で基礎疾患のある方に多かったのですが、若い方にも起こってきています。重症化した場合は、まだ治療薬やワクチンはありませんので患者さんの免疫力での回復に期待するしかありません。重症化した肺炎の治療には、酸素マスクなどでは不十分で、自力での呼吸が難しくなった人の肺に空気が入るのを助ける人工呼吸器が欠かせません。人工呼吸器は、息を吸おうとする時に装置で空気を肺に送り込み、吐くときに合わせて圧力を下げて空気を出しやすくする仕組みになっています。1週間以上と治療が長期化する場合は、のどぼとけのそばに小さな穴を開けてそこから管を入れる「気管切開」をする場合が多いです。これより重症で肺炎が全体に広がり、肺の働きが弱まった場合は、エクモ(体外式膜型人工肺)という装置を使います。
患者さんの静脈からチューブを通して血液を体外に取り出し、その血液に酸素を含ませて再び体内に戻す仕組みの装置です。2020年4月時点で日本国内には、人工呼吸器は約2万2千台、エクモは約1400台しかありません。また装置の扱いに慣れた医療スタッフの数も十分ではありません。どうぞ、他人事と思わず、緊迫感を持って緊急事態宣言のこの期間を過ごすようにされて下さい。
新型コロナウイルスの特徴です
主に呼吸器感染を起こします。
病原性は以前、流行したMERSやSARSより低いと推定されていますが、いつ変異するかはわかりません。
致死率は2%程度です。
飛沫および接触でヒトからヒトへ感染していると推定されています。
空気感染は起こしていません。
感染力は1人の感染者から3~4人程度です。
潜伏期間は約5日、最長14日程度です。
重症例は主に高齢者でしたが、最近は若年者の重症化も認められています。
重症化する要因として循環器疾患、糖尿病、呼吸器疾患、人工透析、癌などが挙げられます。
妊婦の重症化は不明ですが、胎児への影響もあるため十分注意した方がいいでしょう。
感染対策です
顔の粘膜を守る。・・・ウィルスを含む飛沫を「目、鼻、口」の粘膜に付着させない。
手をきれいにする。・・・ウィルスが付着した手を「目、鼻、口」の粘膜に接触させない。
咳が出る場合は咳エチケットやマスクを着用。
アルコール手指消毒薬は有効と言われています。
時々、窓を開けるなど室内の換気にも気を配りましょう。