ニコニコ・ニュースレター 2021年08月号

応援します!元気な歯!    
    ニコニコ・ニュースレター           
      うちだ歯科医院 2021/08第172号

2021年8月号です。とうとう東京2020オリンピックが始まってしまいました。スポーツ観戦は感動しますし、面白いのですが、新型コロナウイルスの第5波の蔓延が心配です。またパラリンピックまで開催できるのでしょうか?オリンピック、パラリンピック後の日本はどうなっていくのかも心配です。
マスク生活が続くようになって一年半近くになります。マスクで顔を半分覆うので、最初は化粧品会社の売り上げは大きく落ち込んだそうです。しかし目の周りのアイメークに特化した化粧品を多く開発して業績は少しづつ回復しているとか、、。確かにマスク美人は増えている様に思えます。世の男性諸氏、騙されない様にして下さい。欧米などの一流のファッションショーなどでモデルを選ぶ時は、目元はいくらでもメークで作れるので顔の下半分、特に顎のラインや口元で選ぶそうです。美人は顔の下半分で決まります。美人になりたい方は髪や肌と同じようにお口のケアも心がけて下さい。
お口のケアの1丁目1番地はむし歯予防と歯周病予防です。私の医院にもむし歯や歯周病を心配されて「削って詰めて下さい。歯石を取って下さい。」と言う患者さんがよく受診されます。
どの様な病気でも、治療の目的は病気の原因を取り除き、再発の芽を摘むことです。それが叶えられた時、病気は完治したと言えます。では、削って詰めたらむし歯は治るとお思いでしょうか?歯石を取ったら歯周病が治るとお思いでしょうか?それは大きな思い違いです!むし歯や歯周病はお口の中にいる常在菌という細菌による慢性の感染症です。常在菌とは多くの人に共通してみられ、多種多様です。感染症(むし歯や歯周病は感染症です)の完治の必要条件は病原体(原因微生物)を完全に除去する事ですが、むし歯菌や歯周病菌は常在菌ですので追い出せません。ですからむし歯や歯周病に完治はありません。

歯垢(プラーク):歯周病やむし歯の直接の原因です。バイオフィルムとも言います。食べ物のカスの様に思われがちですが、歯周病菌やむし歯菌をはじめとする細菌の塊です。歯垢1mgに1億個以上の細菌が生息しています。
歯石:歯垢が歯周病菌などの細菌をかかえたまま石灰化して固まったものが歯石です。表面が石の様にザラザラしているので歯肉(歯ぐき)を刺激し炎症を起こします。歯石には、目で見て判る歯肉縁上(歯と歯ぐきの境目より上)歯石と、歯肉縁下(歯ぐきの中に隠れている・歯周ポケット内にある)歯石の2つがあります。特に歯肉縁下歯石(歯周ポケット内の歯石)は顎の骨を溶かしていくなどの悪影響を与えます。

歯垢や歯石を放っておくと、むし歯が進行したり、どんどん歯周ポケットが深くなったりします。歯周ポケットが深くなると歯垢や歯石がたまりやすくなり、更に歯周ポケットは深くなってしまいます。この悪循環をくい止めるのは適切なブラッシング(プラークコントロール)です。
しかし「歯を磨いている」のと「歯が磨けている」のは違います!歯並びやお口の中の状態が人それぞれ違うので、自分に合った正しいブラッシング法やブラッシング用具を知る事が大切です。
沈着した歯石は歯ブラシでは取れません。適切なブラッシングを覚えて、歯ぐきの炎症がひくのを待ちながら、歯肉縁上歯石から少しづつ除去します。また、歯肉縁下歯石の除去は大変、緻密な治療ですので、時間と回数がかかります。
むし歯や歯周病は慢性疾患です。これ以上、進行しない様にする事、いい状態を維持する事が大事です。

暑い季節の中、感染予防にマスクは手放せませんが、お口の中が乾きやすく、お口の手入れも滞りがちになります。お口のケアも新型コロナウイルス流行以前以上に取り組んで下さい。
新型コロナウイルス、うつさない!うつされない!!
大人の笑顔は歯で決まる!