ニコニコ・ニュースレター 2021年11月号

応援します!元気な歯!    
    ニコニコ・ニュースレター           
      うちだ歯科医院 2021/11第175号

2021年11月号です。朝晩は随分と肌寒くなってきましたが如何お過ごしでしょうか?コロナ禍のせいで私達の生活も大きく変わってしまいました。今年はまだ忘年会などを自粛するところが多いようですが再び第6波が起こらないように祈るばかりです。
長い間のマスク生活の中で、水分補給が面倒になったり、口腔ケアがおろそかになったりしたせいか、歯周病やむし歯が重症化して来院される方が増えています。口腔ケアの1丁目1番地である「歯を磨く」という事を未だに勘違いされている方も多く見受けられます。丁寧に磨くという事を、歯磨き剤をたっぷりつけて、時間をかけて、力強く磨いて、お口の中に泡が出ていれば綺麗になったと勘違いされていませんか?また、いろいろな広告やテレビのコマーシャルで謳われている歯磨き剤に含まれている成分の効果で安心していませんか?歯磨き剤の成分の効果に期待するのであれば、歯磨きした後、軽く1回ゆすぐだけにしましょう。何度もゆすぐとせっかくの薬効が洗い流されてしまいます。
歯磨き剤のコマーシャルなどで、ブラッシングで歯垢(プラーク)を除去する場面で「プラークコントロール」という言葉を耳にすると思います。この様に、むし歯予防=歯磨きというイメージがあると思いますが、むし歯菌は歯ブラシの毛先よりもはるかに小さいのです。詳しく話しますと、歯のくぼみにある溝の直径は約20μm、小さな穴だと5μmで、この中に約1μm(0.001mm)の細菌が多数棲息しています。しかし、歯ブラシの毛先1本の直径は200μm(0.2mm)ですから、歯ブラシだけできれいにする事は出来ません。極細毛といわれるものでも約20μmです。さらに、歯と歯の間や、歯周ポケット内なども同様に磨ききれません。ですから、歯磨きだけでむし歯を予防しようとしても限界があるのです。
では、むし歯予防はどうすればいいのでしょうか?
まず1番はじめに取り組むべきは歯垢(プラーク)の形成自体を抑える事です。
糖質の摂取回数を減らし、代用糖を利用するといいでしょう。また食間や粘着性の甘味飲食物の摂取もコントロールし、十分なお口の中の清掃も必要です。
どうしても付着してしまう歯垢(プラーク)は出来るだけ除去する事が必要です。
そのためには家庭で行う十分な清掃、歯科医院で行なう専門家による清掃、デンタルフロスなどの利用、歯磨き剤や洗口剤の利用も有効でしょう。
そして除去しきれなかった歯垢(プラーク)のむし歯の病原性を低めるためには、フッ化物や抗菌剤などが配合された歯磨き剤や洗口剤を利用しましょう。
歯の清掃には限界がありますし、3大栄養素の一つである糖質を摂取しないわけにはいきません。またフッ化物を応用しても100%むし歯を予防できるわけでもありませんから、この3つ、①歯垢が形成されないようにする、②歯垢の除去、③歯垢の病原性を低めるを上手に組み合わせていくといいと思います。
大人の笑顔は歯で決まる!
          
【⠀院長余談①】

ある綺麗な女優さんに40代からの美容法についてのインタビュー番組がありました。
「美しさを保つためにどの様な美容法をされているのですか?」
すると、意外な言葉が返ってきました。
「40歳になったらね、行くところはエステじゃないのよ。歯医者よ!」
なるほど歯は人生の質を左右するものですものね。
見た目の問題だけでなく、美味しい食事にも、スポーツにも、健康な歯は欠かせません。
なのに、私たちが歯を守る術といえば、1日たった2,3回の歯磨きだけ!?
原因がわからないまま、むし歯を繰り返している患者さん、
自分の歯を守りたいのに、その方法がわからない患者さん、
生活習慣を予防の方向へ、なかなか変えられない患者さん、
予防は「やったもん勝ち」ですよ。
なんとなくの歯磨きを卒業して、細菌を落とす為の歯磨きへ変えてみませんか?。
痛いからではなく、歯を守る為に歯科医院に通うようにしてみたら如何ですか?