応援します!元気な歯!
ニコニコ・ニュースレター
うちだ歯科医院 2024/07 第205号
2024年7月号です。毎日、毎日、暑い日が続いていますがお変わりないでしょうか?やっと忙しい歯科健診の時期が終わりました。しっかり仕事に取り組んでいきたいと思います。
いつも聞かれる質問「どうしてむし歯になるのですか?」
もう一度整理して説明したいと思います。
お口の中には700種類以上の細菌がいる事が分かっています。その中の一つ、ミュータンス菌が主な虫歯の原因菌です。お口の中のむし歯菌が食べ物の中の糖を栄養にして歯の表面にネバネバした物質を作ります。そのネバネバした物質の中にむし歯菌や他の細菌が住みつき、どんどん増えていきます。これがプラーク(歯垢)と呼ばれるものです。プラーク(歯垢)の中のむし歯菌は食べ物の中の糖を材料に酸を作り、次第に歯の表面のエナメル質を溶かし始めます。これがむし歯の始まりです。
歯科健診で言われるC0とはまだむし歯の穴はあいていませんが、進行する進行する可能性が高いので注意が必要な状態です。表面が白く濁った色になったりザラザラした感じです。上手なケアを行うと健全な状態に戻る事ができます。C1になると、痛みなどの自覚症状がほとんどなくて気付かない事もありますが歯の表面のエナメル質に小さな穴が空いてきます。そして歯の表面のエナメル質の内側の象牙質にまでむし歯が進行してしまった状態がC2です。甘いものや冷たいものがしみるようになってきます。C3になると歯の神経やその近くまでむし歯に侵されてしまいます。神経が炎症を起こしているのでズキズキと非常に強い痛みを感じます。この場合は神経をとる治療が必要になってきます。この状態を過ぎるとC4という状態になります。歯の頭の部分はボロボロになって神経がむし歯菌の感染で死んでしまいます。痛みを感じない場合もありますが歯の根の先に膿が溜まって腫れたりする事もあります。歯を残す事は難しい場合が多いです。
どうしたら、むし歯を予防できるかは、歯科医師、歯科衛生士にご質問ください
予防はやったもん勝ちです。
今日は昨日よりいい笑顔!
明日はもっといい笑顔!
大人の笑顔は歯で決まる!!