ニコニコ・ニュースレター 2012年01月号
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新年あけましておめでとうございます。
新しい年を如何、お迎えでしたか?
さて新年に、50年前に起こった「奇跡の物語」をご紹介しましょう。戦後まもないころ、東京上野動物園に「一文字号」という名のロバがいました。子供たちの人気者でしたが、老衰のため歯がボロボロになり、流動食も食べなくなって痩せていったのです。「もう一度、元気になって欲しい」・・・そんな願いから人間の歯科医がロバ用の入れ歯を作る事になりました。試行錯誤の末、2ヶ月半後に完成させ、装着してみたところ、草を噛みきる意欲もなかった一文字号が、わずか15分後には好んで草を噛み切り、食べる様になったのです。その後、固形混合食も食べられる様になって、3年間も元気に暮らしました。一文字号はまさに「噛む」事で奇跡の復活を遂げたのです。
医科や歯科の学会でも、ほぼ寝たきりだった人が噛める様になると元気になったという例が多く報告されています。
口から食べる事で適切に栄養摂取我できる様なる事と、噛むことで脳が活性化される事が注目されています。
歯の根の周りには歯根膜という組織があり、歯を守るクッションの働きと、歯に加わる力を精密に感知するセンサーの働きをしています。噛む事で歯根膜が刺激され、その刺激は脳神経で最も太い三叉神経を通じて脳の中枢に送られ、脳の中の運動、感覚、記憶、思考、そして意欲をつかさどる部分までも活性化される事が明らかになっています。噛む事で、ほぼ寝たきりだった人が劇的に回復する事があるのは歯根膜への刺激で脳の広い範囲が活性化された為と考えられるのです。
音に対する脳の反応実験をしたところ、ガムを5分間噛んでもらって計測すると、噛む前よりも多く人で反応が早くなったという結果も出ています。野球選手やサッカー選手が試合中にガムを噛んでいるのはリラックスだけが目的ではないのです。
噛む事で、やる気も記憶力も是非アップさせましょう!
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