ニコニコ・ニュースレター 2012年02月号
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二月になりました。
風邪やインフルエンザが猛威をふるっていますが皆さんお変わりないでしょうか?
外出から帰ったらうがいと手洗い、休息と栄養を充分にとる事、そして人込みの中にはなるべく出ない様にするのが一番ですネ。
さて今月は「噛むだけ効果、内臓脂肪が減る」というお話です。
人は何故、食べ過ぎてしまうのでしょうか?
美味しい物、甘味や油脂などを食べると脳内でβエンドルフィン(快感物質)が出て摂食中枢を刺激し、食欲が抑えきれなくなって必要以上の量を食べてしまうのです。さらに美味しい物を食べると脳内の判断や意思決定をする前頭前野の活動が低下して、「太るからこのぐらいでやめておこう」と意思の力で食べ過ぎを抑える事が難しくなります。
加えて、ストレスや睡眠不足でも食欲が増加するので美味しい物があふれる現代社会で、忙しく生きる私達は、なかなか食欲に勝てないのです。
しかし、肥満治療の専門家・大分医科大学名誉教授の坂田先生の最新の研究で、食欲を抑える物質が発見されました。それはヒスタミンという物質です。ヒスタミンは体内で増えると、鼻詰まりやかゆみなどアレルギー症状を引き起こしてしまいますが、脳内で増えると食欲を抑え、食べる量を減らす働きがある事がわかったのです。このヒスタミンは食べたり飲んだりしても脳の細胞には届きませんが、噛む事で脳内のヒスタミンを増やす事ができるのです。噛んだ刺激が、脳内の結節乳頭核という部分に届き、脳のヒスタミンを量産させます。そのヒスタミンが満腹中枢を刺激する事で満腹感が高まるという仕組みです。研究によると、10分間ガムを噛んでから食事をした人達は噛まなかった人達に比べて、4割も少ない量でお腹が一杯になるという結果が出ています。さらに、脳内のヒスタミンは交感神経を刺激し、内臓脂肪を減少させる事もわかってきました。よく噛む事で満腹感が高まるというメカニズムはこういう事だったのです。
この脳のヒスタミンを効果的に働かせる食事法として「30回咀嚼法」が肥満治療で行われています。毎食時、一口ごとに30回ピッタリ噛んだら○、30回を越えたり届かなかったら×を表に記録していきます。噛む回数が30回なのは長続きしやすい回数である事、30回ピッタリの量で飲み込める量を憶えて一口の量が減る効果を期待しています。慣れてくると薄味を好み、食材の自然な味が分かるようになり、おのずと減量していくそうです。
年末・年始に美味しい物を食べ過ぎて、春までに何とかダイエットをという方は、この30回咀嚼法は如何でしょうか?
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