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ニコニコ・ニュースレター
うちだ歯科医院 2025/06第216号
2025年6月号です。日中は急に暖かくを通り越して暑くなってきました。地球温暖化のせいでしょうか四季のうちの春と秋を楽しむ時間が減ってきたように思います。そのうち四季から二季と言われるようになってしまうのかもしれません。今年の夏もとても暑くなるそうです。体調管理に充分ご注意ください。
さて6月といえば私たちは歯科健診という仕事があります。私も中学校と保育所2ヶ所の3ヶ所の健診に行っています。虫歯の子供さんは本当に減りましたが、気になっているのがポカンと口を開けて呼吸している子供さん達が多いという事です。
呼吸は本来、鼻でするものです。口呼吸になると吸気が鼻毛や鼻粘膜というフィルターを通過しない為、外気に含まれる雑菌やホコリ、ウィルスなどが肺に侵入しやすくなり、免疫機能に悪影響を及ぼします。更に口を開けたままだと唾液が蒸発しやすくなるので口の中が乾きやすくなり虫歯や口臭の原因にもなります。
この20年で社会は急速にデジタル化し、私たちの生活にはパソコンやスマートフォンなどが当たり前に存在する様になりました。この変化が、私たちの姿勢にも影響を及ぼし、猫背の姿勢を生み出しています。また、この様な前かがみ姿勢は全身にも影響してしまいます。口元の筋肉や骨格は全身とつながっている為、姿勢の悪さのせいで顔のシワやたるみが進行します。それに加えて、口呼吸、噛み合わせ、飲み込む時に使う舌や喉の筋肉の動きなど、様々な部分の機能低下に直結してしまいます。
顔にシワやたるみが出たり、足腰が弱くなったり、年齢を重ねると様々な変化が表れてくるものですが、こうした変化より早く始まるのが口元の老化です。怖いのは老化とはまだ無縁と思っている若い世代でも前かがみ姿勢などのせいで、すでに口元の老化が起こり始めているかもしれません。
では、あなたの口元老化度は?
Q. 自然に口を閉じた状態でリラックスして座って下さい。その時、上の歯と下の歯は、どのような状態になっていますか?
①上下の歯の間に隙間がある
②上下の歯が触れ合っている
答は①が正解です。リラックスして、特に何も意識しない状態で口を閉じている時、上下の歯の間に2~3mm隙間が空いているのが正常な状態です。上下の歯が触れ合うと、それだけで噛む時に使う筋肉が緊張してしまうため、顎関節の痛み、疲労や頭痛、肩凝りなどを招くほか、歯がすり減ったり、歯周病、知覚過敏といったトラブルが起こる危険もあります。こうした癖はTCH(歯牙接触癖)と呼ばれ、現代人の不調の隠れた要因とも言われています。
正しい姿勢で上下の歯と歯の隙間に舌を差し込んでみて下さい。そしてそのまま、前かがみになって下さい。すると上下の歯が閉じて挟んだ舌を噛んでしまいます。この姿勢では奥歯で物を噛む事や、飲み込む事もしづらくなります。同時に両膝が開いて、だらしない座り方になったり、両腕も上がりづらくなってしまいます。
口元の老化は歯と歯の食いしばりを招く前かがみの姿勢、猫背の姿勢が原因の一つです。その姿勢をつくるのは、疲労やストレス、加齢などのほか、日常生活での動作が大きく関係しています。子供の頃からこうした前かがみ姿勢が習慣になっている現代人は、若い時期からいつも上下の歯が触れ合った状態の人が多く口元の老化が進行しやすくなっているのです。出来るだけ、日常生活で前かがみ姿勢にならない様にし、上下の歯を軽く離す様に心がけて下さい。口元のシワやたるみも減ってくれるかもしれません。
加齢による老化は、いわば「予定どおりの変化」。
それを早めるか、遅らせるかは、あなた自身にかかっています。
今日は昨日よりいい笑顔。
明日はもっといい笑顔。
大人の笑顔は歯で決まる!