ニコニコ・ニュースレター 2026年01月号

応援します!元気な歯!              
ニコニコ・ニュースレター
 うちだ歯科医院 2026/01第223号

2026年1月号です。新年あけましておめでとうございます。風が強くて寒いお正月でしたが、お変わりありませんでしたか?インフルエンザや風邪も流行っています。体調管理にご注意ください。
さて、新年一回目は「歯ブラシ」のお話です。
突然ですが、貴方の現在行なっている歯ブラシの使い方(ブラッシング法)はいつからですか?
お母さんに習った磨き方でしょうか?それとも小学校で習った磨き方でしょうか?
では、歯ブラシは何のために使うと思っていますか?
お口の中をスッキリさせる為でしょうか?むし歯や歯周病を予防する為でしょうか?
丁寧な歯磨きとは、歯磨き剤をたっぷりつけて、歯ブラシをしっかり握って、時間をかけて、お口の中が泡で満たされれば「綺麗になった」「ああ、スッキリした」では、ありません。
広告やテレビのコマーシャルで謳われている歯磨き剤に含まれている成分の効果で安心していませんか?歯磨き剤の成分の効果に期待するのであれば、歯磨きした後、軽く1回ゆすぐだけにしましょう。何度もゆすぐとせっかくの薬の成分が洗い流されてしまいますよ。
むし歯や歯周病の予防には歯磨きというイメージがあると思いますが、ちょっと考えてみましょう。
むし歯菌や歯周病菌の大きさは歯ブラシの毛先よりもはるかに小さいという事はわかると思います。
詳しい話をすると、歯のくぼみにある溝の直径は約20μm、小さな穴だと5μmで、この中に約1μm(0.001mm)の細菌が多数棲息しています。しかし、歯ブラシの毛先1本の直径は200μm(0.2mm)ですから、歯ブラシの毛先では到底むし歯菌や歯周病菌を除去する事は出来ません。極細毛といわれるものでも約20μmです。さらに、歯と歯の間や、歯周ポケット内なども同様に磨ききれません。ですから、歯磨きだけでむし歯や歯周病を予防しようとしても限界があるのです。
では、むし歯や歯周病予防はどうすればいいのでしょうか?
大切なことは歯垢(プラーク)の形成自体を抑える事です。歯垢(プラーク)は食べかすとは違います。歯垢(プラーク)はむし歯菌・歯周病菌の集合住宅のようなものです。歯垢(プラーク)1g中には300~400種類の細菌が棲息しています。そして歯垢は、ねばつきがあるので歯の表面にくっつきやすいのですが、逆に歯の表面からは取れにくいといった特徴があります。ですから歯垢を除去するには擦って落とすという風に機械的に除去するしかありません。殺菌効果を謳ったうがい薬も歯垢を機械的に除去してからでないと効果が得られません。
効率よく歯垢を落とすには歯科医師や歯科衛生士によるブラッシング指導は必要です。まず自分の磨き癖を知る事です。次に自分の歯並びを知り、自分の磨けていない所(リスク部位)を知る事が不可欠です。そして、それを実践するには、効率よく歯垢を落とすには、どの様な清掃道具があるのかも知る事が必要です。
   
    
歯科医院で行なう専門家による清掃は自分の磨きにくいところに付着した歯垢や、歯垢が石灰化した歯石を除去してもらう為に行われます。高濃度のフッ化物などを塗布してもらうのもむし歯予防には効果があります。また歯垢の中のむし歯菌や歯周病菌の病原性を低めるには殺菌効果のある歯磨き剤やうがい薬もいいでしょう
フッ化物を応用しても100%むし歯を予防できるわけでもありませんから、①歯垢が形成されないようにする、②歯垢の除去、③歯垢の病原性を低めるを上手に組み合わせていくといいでしょう。
予防は「やったもん勝ち」です。
今日は昨日よりいい笑顔。
明日はもっといい笑顔。
大人の笑顔は歯で決まる!