ニコニコ・ニュースレター 2025年07月号

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ニコニコ・ニュースレター
 うちだ歯科医院 2025/07第217号

2025年7月号です。毎日、毎日、暑いですね。今年は去年よりも暑くなるそうです。トランプ大統領の化石燃料の復活、プーチン大統領のウクライナ侵攻、ネタニヤフ首相のガザへの攻撃などが地球温暖化へ拍車をかけている事に憤りを覚えます。戦後80年、人類は何も学ばなかったのでしょうか?これでは自然や地球からしっぺ返しをされても仕方ないと思います。
毎日、病院の前をサイレンを鳴らして救急車が行きかっています。熱中症の搬送でしょうか?でも気を付けていただきたいのは熱中症と似た症状の脳梗塞です。脳梗塞は脳の血管が詰まってしまい、脳組織が酸素、栄養の不足のための壊死してしまう病気です。1分間、脳への血流が途絶えると100万~200万個の脳細胞が死んでしまいます。体の片側だけ動かない、頭痛がない場合は熱中症より脳梗塞を疑って早めに救急車を呼ぶようにしてください。脳梗塞のサインはBEFASTと言われています。BはBalance(目まいやふらつきが起こる)、EはEyes(視野が欠ける、片方の目が見えにくい)、FはFace(顔が歪む)、AはArm(左右のどちらかが動かない)、SはSpeech(言葉をうまく話せない、ろれつが回らない)、TはTime(とにかく急いで病院に行く)です。熱中症であれば少し休めば回復するだろうと思われるかもしれませんが、脳梗塞だと大変です。この違いを覚えておいて下さい。
さて熱中症の話です。私たちの体の中には体液というものがあり、水分と塩分(電解質)からできています。血液や唾液、尿も体液の一部です。体液は、体温を調節したり、栄養素や酸素を運んだり、老廃物を排泄したりする働きをしています。体液の量は入ってくる量と出ていく量が一定に保たれているのですが、急激に汗をかいて過剰に水分と塩分が失われると、体内の体液が減って「脱水症」になってしまいます。体液が不足すると、汗をかけなくなりますから体に熱がこもってしまいます。その結果、さらに体温が上昇してしまい、ついにはめまい、失神、頭痛、吐き気などが起こります。そして最悪、死に至る事もあるのが「熱中症」です。ですから「脱水症」になってから「熱中症」になっていくのです。
そして「脱水症」になってしまった時は、水分の補給だけでは不十分です。「脱水症」は水分と塩分が失われている状態ですから、水分と塩分を同時に補給する「補水」という処置が望ましいです。そして水分の吸収を速める為に糖質(ブドウ糖)も必要です。糖質は「脱水症」の場合、不足しているわけではありませんが、水分の吸収を速める為に必要です。しかし糖質の濃度が高すぎると水分と塩分の吸収速度が遅れてしまいます。また、塩分が不足している場合には尿で水分が出すぎてしまいます。
そこで、塩分と糖質が同時に摂取できるスポーツドリンクがいいという事になるのですが、その中に含まれる塩分(ナトリウムイオン)と糖質(ブドウ糖)のバランスによって吸収効率は大きく変わります。
代表的なスポーツドリンクではポカリスエット(塩分0.12% 糖質6.2%)、アクエリアス(塩分0.1% 糖質4.7%)、経口補水液(塩分0.3% 糖質2%)となっています。ポカリスエットやアクエリアスなどは塩分が少なく糖質が多いので脱水症や熱中症には不向きと言えるでしょう。甘くて美味しいのですが、思ったほど補水できてないと考えられます。またむし歯や歯周病、高血糖の原因にもなりかねません。
そこで、お勧めなのが経口補水液(ORS)です。熱中症の予防としては、日常生活や軽い運動でちょっと喉が渇いたくらいなら、お水やお茶で十分です。多量に汗をかいたり、脱水気味の時には経口補水液を飲むといいでしょう。
「熱中症」と「脳梗塞」に対する正しい知識を持ってこの夏を乗り切ってください。

今日は昨日よりいい笑顔。
明日はもっといい笑顔。
大人の笑顔は歯で決まる!