ニコニコ・ニュースレター 2025年11月号

応援します!元気な歯!              
ニコニコ・ニュースレター
 うちだ歯科医院 2025/11第221号

2025年11月号です。日本の四季が二季になったなどと言われるようになって久しくなりますが、本当に急に寒くなってきましたね。体調管理に気をつけてお過ごし下さい。
さて、今月は「むし歯と歯周病」についてお話します。
そもそも、むし歯や歯周病とはどの様な病気でしょうか?
「痛くてズキズキする」
「歯がポロポロかけていく」
「歯がグラグラして噛めない」
「歯ぐきが腫れたり、歯が抜けてしまう」といった症状を思い浮かべる方も多いと思います。
どんな病気でも、治療の目的は病気の原因を取り除き、再発しない様にする事です。それがうまくいった時、病気は治ったと言えるでしょう。
ではむし歯を削って詰めたり、冠をかぶせたりしたら、むし歯は治ったと言えるのでしょうか?
歯石を取って歯ぐきの腫れがひいたら歯周病は治ったと言えるのでしょうか?
それは、大きな思い違いです。
むし歯や歯周病は、口の中にいる常在菌による慢性感染症です。
常在菌とは人間の身体に存在する微生物で、多くの人に共通してみられ、普段は病気を起こしません。
歯垢やプラークと呼ばれる歯についた汚れの中には多くの細菌が棲息しています。そして人間の免疫力が落ちた時や汚れの量が増えた時などに、それらの微生物がむし歯や歯周病を引き起こします。
        
感染症が完治したという時は病原体(原因微生物)が完全にいなくなる事ですが、常在菌ですので追い出せません。抗生物質を使えばといいと思われるかもしれませんが、抗生物質で完全に駆遂できるのは非常在菌といわれる病原性微生物で、普段は病気の原因とならないむし歯菌や歯周病菌は常在菌ですので追い出せないのです。
ですから、むし歯や歯周病に完治はありません

医療とは起こった病気を治療すること、長い間そう思われていました。
しかし、現在は病気にならずに健康を維持・増進するための予防医療が当たり前になりつつあります。
欧米では散髪屋や美容院に通うのと同じように歯科医院を訪れます。
痛くなったからではなく、痛くならないために通うのです。
2040年に日本の高齢者人口はピークを迎え、世界一の老人大国になります。2007年生まれの日本人が107歳まで生きる確率は50%だそうです。
テレビやマスコミなどで予防歯科が語られるている今、私達はむし歯や歯周病は予防できる事を知りました。
歯周病と全身疾患には関連があるとの情報から、私達はお口の健康は命を支えている事を知りました。
お口の不健康は全身のフレイルを招き、長い寝たきり生活が始まる事を見聞きし、私達は食べる事は生きる事である事を知りました。残念ですがむし歯や歯周病に完治はありません。
これからは「削る・詰める・取り戻す」治療で機能を回復したら、「防ぎ、守る」予防医療が大切です。       
    
今日は、昨日より良い笑顔、 
明日はもっと良い笑顔、
大人の笑顔は歯で決まる!