メインの治療

患者の皆様に歯の大切さを知っていただきたいと思います。

私は1991年にスウェーデンのイエテボリ大学の歯学部に、勉強に行ってきました。
その大学で学んだ事は治療より予防の大切さでした。

歯は削れば削る程、その歯の寿命は短くなるように思います。
きれいな天然の歯であるならば、
詰め物をしないで済むならば、できるだけ詰めない方がいい。
かぶせ物(冠)をしないで済むならば、できるだけかぶせない方がいい。
歯の神経を取らないで済むならば、できるだけ取らない方がいい。
抜歯しないで済むならば、できるだけ抜かない方がいいと思っています。

大学卒業後、いろいろな学会やセミナーで勉強してきました。
患者さんのお口の健康の為に、いろいろな治療法を提案できると思います。

でも何よりも大切なことは予防だと思っています。

歯を失ってからでは遅すぎます。
そんなにブリッジや部分入れ歯やインプラントがいいですか?
歯の大切さを治療を通じて患者さんに知っていただきたいと思っています。
そして治療が終わったならば、再び治療しなくていい様に予防にがんばっていただきたいと思います。

欧米では歯の治療には大変な治療費がかかります。
日本の保険外治療(自費治療)の比ではありません。
ですから欧米の人たちは歯の予防に非常に気を使い、自分では予防しきれないところをカバーしてもらう為に定期的ケアに歯科医院を訪れます。

当院でも治療の終わった多くの方が定期的に予防に来院されています。
その方のお口の状態に合わせて1~3ヶ月おきに予約をしています。
定期的に検査をしたり、虫歯や歯周病の原因となる磨き残しや歯石のクリーニング、
入れ歯の調整、フッ素の塗布、歯の磨き方などのアドバイスをしています。
また、どこか悪いところができても、早めに最小限の処置で短期間に治療できますので患者さんの経済的、時間的な節約にもなると考えています。

皆さん、痛い事や、恐い事をされないと判っていらっしゃいますので、安心してニコニコと診療室に入って来られます。お口全体の治療が終わりましたら、ぜひ貴方にもうちだ歯科予防クラブへ参加していただきたいと思います。

歯は口をつくります。
口は顔をつくります。
顔は表情をつくります。
そして、表情は人生をつくると、私は思っています。