ニコニコ・ニュースレター 2023年07月号

応援します!元気な歯!              
ニコニコ・ニュースレター          
         うちだ歯科医院 2023/07第193号

2023年7月号です。毎日、暑いですね。梅雨から夏に向かうこの時期は、頭痛やだるさ、めまいなど体調不良を感じる方も多いのではないでしょうか?気分も身体もどんよりするのは「自律神経」のせいかもしれません。
私たちの体は、身体の働きを調整する「自律神経」、ホルモンの働きをつかさどる「内分泌系」、ウィルスや細菌から身体を守る「免疫系」、この3つの機能がバランスを保つ事で健康を維持しています。しかし雨が多く、湿度が高くて身体がだる重い、そんな梅雨の様々なストレスが長期的に加わると、自律神経のバランスが不安定になり、ホルモンバランスが崩れ、免疫の働きが弱まり、さらに自律神経が乱れるといった悪循環に陥ります。身体のバランスをうまく保ち、梅雨の時期を元気に乗り切るには、栄養バランスのいい食事を心がけるとともに、適度な運動と質の良い睡眠(休息)で自律神経を整える事が大切です。上手な休息の取り方はリラックスと血行促進です。起床時には日光を浴びて体内時計をリセットしましょう。適度な運動で血行促進やストレス解消をしましょう。夕方から夜にかけてストレッチなどの軽い運動をすることで寝つきを良くして睡眠の質を高めることができます。入浴はぬるめのお湯にゆっくり浸かって身体を温めましょう。血行を良くするだけでなく、心身をリラックスさせたり、快眠に導く効果もあります。自律神経を整えて梅雨だるを撃退しましょう!
さて今月は「抜歯」についてお話します。
自分の歯をできるだけ長く使い、抜かずにおいておきたいという気持ちは誰しも同じです。しかし自覚症状がなくても、知らず知らずのうちに悪くなって、レントゲン検査などで大変重篤な状態になっている場合があります。
40代以上で歯を失う原因の38%はむし歯、35%が歯周病、15%が歯の破折、その他の原因が13%です。
症状がないからと悪い歯をいつまでも抜かずにおいておくのは大変危険です。歯の治療をしたからといっても全ての歯が治療によって治るとは限りません。抜くのを長引かせて、返ってその後の治療や、他の歯に悪影響を及ぼす事もあります。抜かないで置いておく事のマイナス面をよく考えてみるべきです。あまり自分の意見を主張すると長い目で見ると、返って悪い結果となる場合があります。
抜歯も一つの治療であるという事を知ってください。
では、どんな場合抜歯を勧めるかというと、
① むし歯の治療を中断して歯の神経だけでなく、歯の根まで悪くなってしまった場合
② 異常な位置に生えていて両隣の歯にむし歯を作ったり、かみ合わせに悪影響を及ぼす場合
③ 歯周病が進行してしまっている場合
④ 正しくない位置にある親知らず
⑤ 歯の根が大きく割れてしまっている場合    などです。
抜歯しなければならない状態の歯をそのままにしておくと歯の頭の部分が壊れ、歯の根の部分だけが歯ぐきの下の骨の中に残ってしまう場合もあります。抜く歯科医側も大変、抜かれる患者さん側も大変といった状況に陥ってしまう事もあります。お口の中の細菌感染の除去という事を治療の目的とした場合、状況によっては歯そのものと一緒に感染を取り除くと考えていただきたいと思います。
もう一度言います。「抜歯も一つの治療です。」
お口の中の健康を維持していく為にも問題のある歯は取り除く事をお勧めします。

       
       

今日は昨日よりいい笑顔。明日はもっといい笑顔。
大人の笑顔は歯で決まる!