ニコニコ・ニュースレター 2024年01月号

応援します!元気な歯!              
ニコニコ・ニュースレター
 うちだ歯科医院 2024/01 第199号

2024年1月号です。新年、あけましておめでとうございます。新年早々、能登半島の地震、羽田空港の飛行機事故と穏やかな正月ではありませんでしたが、如何お過ごしだったでしょうか?ロシアによるウクライナ侵攻、ガザでのイスラエルとハマスとの戦闘もまだまだ終結しそうにありませんし、今年も大変な1年になりそうです。さて、今月は「被せ物(かぶせもの)」についてお話します。
通院が複数回におよぶ歯の治療では、「いつになったら終わるの?」「また調整するの?」「毎回、何やっているの」などと不安に思う方がいるかもしれません。しかし、快適なお口で出来るだけ長く過ごしてもらうために、歯科医院では必要な手間と時間をかけて治療をしています。患者さん一人一人お口の状態は違いますから、まずお口の中の状態を調べるところから始まります。そして治療法を考えて患者さんそれぞれに合わせたやり方でお口の健康な状態を取り戻していきます。それは、「超オーダーメイド」な治療なのです!
「被せ物」の治療を行う場合、当然ぴったりフィットする被せ物が理想ですが、それには精度の高い歯型が必要です。仮に歯周病で歯ぐきがブヨブヨと腫れていたり歯ぐきから出血がある状態では、歯型は不鮮明になり、フィットする被せ物が作れません。ですから被せ物には、腫れや出血のない歯ぐきが不可欠で、そのためにまず、ブラッシング指導や歯石除去などの歯周病による歯ぐきの炎症を取り除く治療を受けていただきます。そしてこの治療には時間と根気が必要です。
歯周病の治療は重症の方では数年、軽症の方でも3ヵ月~1年程度かかります。歯周病の治療には患者さんの協力が欠かせず、通院で治療を受けると同時に、患者さん自身によるセルフケアも大切です。両方のケアが行われ、うまくいってこそ歯周病をコントロールできるのです。
また、むし歯のある方も治療に多くの時間を要する場合があります。特にむし歯がかなり進行して歯の内部の神経や根まで細菌の感染が及んでいる場合は歯の根の治療が必要で、複数回の通院いただきます。
この様な理由で歯科医院での治療には手間と時間がかかります。
では、その様な状態を避けるためにはどうすればいいでしょうか?
それには自分の我流のお口のケアを卒業して自分に合ったセルフケアを知る事、定期的に専門家(歯科医師や歯科衛生士)のチエックやケアを受ける事に尽きると思います。
毎日の習慣が10年後の笑顔を作ります。
予防はやったもん勝ちです。
今日は昨日よりいい笑顔!  明日はもっといい笑顔! 大人の笑顔は歯で決まる!!