ニコニコ・ニュースレター 2023年11月号

応援します!元気な歯!              
ニコニコ・ニュースレター
 うちだ歯科医院 2023/11第197号

2023年11月号です。朝晩は随分と冷え込んできましたが、日中は真夏日の様だったりと異常な気象です。地球温暖化のせいでしょうが、それに拍車をかけているのがウクライナや中東で起こっている戦争だと思います。
人類が地球を破壊し、自分たちを滅ぼしてしまうのではないでしょうか?
さて、この季節、冷え込みが増してくると「知覚過敏症」を訴えて来院する方が増えてきます。
そもそも知覚とは、感覚器官を通して、外界の事物を認識する事です。
歯科では、酸っぱいもの、冷たいものなどを食べた時に、過敏に感じる痛みを「知覚過敏症」と呼んでいます。
原因はいろいろとありますが、
1、間違ったブラッシング法を長く続けている場合、
2、ストレスなどによる歯ぎしりで歯にひび割れが起こっている場合、
3、酸などの飲食物で歯の表面が溶けてしまっている場合、
4、むし歯が進行してきている場合、
5、歯周病が進行してきている場合などがあります。
知覚過敏症の起こる仕組みは歯の内部にある神経に外から刺激が加わる事によって起こります。歯ぐきから出ている歯の頭の部分は体の中で最も硬いエナメル質という組織で出来ています。その内側には象牙質という組織があり、歯ぐきの下の顎の骨に植わっている歯の根の部分も構成しています。象牙質はエナメル質よりも柔らかくその表面にはとても小さな穴が無数に開いています。その中は髄液という液体で満たされています。そして、その内側の歯の最内層にあるのが神経です。神経は歯のセンサーの様な役目をしていて、食べ物に小さな異物が混じっているとか、どれくらいの力加減で噛んだらいいかなどを私たちに教えてくれます。この神経を覆っている象牙質の表面の小さな穴から刺激が加わると髄液が神経を圧迫します。知覚過敏症は、この髄液の移動による一過性の鋭い痛みの事です。
          
知覚過敏症の治療法としては、まずはお薬を塗る、ひび割れや磨り減り・溶けている部分を埋める、いつまでも治まらないなら歯の神経を取るなどの処置を行います。そうならない様に、
1. 酸の強い食品(コーラ、レモン、ワインなど)の取りすぎに注意しましょう。
2. 歯磨きは力を入れすぎず、やさしく動かしましょう。
3. 歯ブラシの選択は歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。
4. 歯ぎしりのある方はマウスピースの使用などを相談しましょう。

毎日の習慣が10年後の笑顔を作ります。予防はやったもん勝ちです。
今日は昨日よりいい笑顔!明日はもっといい笑顔!大人の笑顔は歯で決まる!!